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抗議

ぼくは 父や 母が大好きです
ぼくが出会ってきた たくさんの人たちが大好きです
そしてこの日本が大好きです
父や母が若かったころ
この国は大きな過ちを犯したと聞きました
そこには 数え切れないほど悲しみの涙があふれ
おびただしい血が流され 無念の死が幾重にも重なり合ったと・・・
けれども
もしも もしもそこに
たった一つだけ
せめてもの救いがあるのだとしたなら
それは・・・ 
この日本は再びその過ちをくり返さないと 
約束をかかげたことではなかったでしょうか
無念の死と 星の数ほどの悲しみと涙とを引き替えに
二度と戦争のための武力を持たない 
永久に戦争を放棄すると宣言した
平和憲法が生み出されたことではなかったでしょうか

だから・・・
断じて それを踏みにじるわけには行かないんです
今を ひっそりと生きる父や母のためにも
70年にも渡って守られ 大切にされてきたそのことを
安倍首相をはじめ たった一握りの人間の暴挙によって
踏みにじらせる訳には行かないのです

体中の力を振り絞って抗議します
何度でも 何度でも
強行採決された 戦争法案に・・・

そして
うたいつづけようと思っています
平和への想いを込めて
たとえ声が涸れようとも


2015年 7月16日 宮沢勝之