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66回目の終戦の日が巡ってきた
2011年8月15日…
この日 日本中の人々は 今までとはまた違う想いでいのちの重みをかみしめた
ヒロシマ・ナガサキ・沖縄…
ありとあらゆる場で尊いいのちを散らし 
「生きたい」という願いを阻み
残されたものに 今持って悲しみや苦しみを与え続けて来た
あの忌まわしい戦争を
2度とふたたびくり返させてはならない…
その想いは そして祈りは 少なくともこの2011年
大震災、津波、原発事故で失ったいのちと その悲しみとへ直結する
いのちの重みをかみしめ かみしめながら…
残された私たちは ここに生きている私たちは
失ったいのちの その悲しみを
生きる力に昇華させなければと そう心に誓う

戦争で地獄を見て いのちからがら日本に戻り その 戦争の愚かさを語り続けてくれた父
その父が今 大きな病と闘っている
89才にして 病床でなお 強い意志を持って生き抜くために闘う父の姿に
たくさんのことを教えられている
ここに生きるこの自分は いま何をしなければならないのか を…

2011年8月15日…
66回目の終戦の日が巡ってきた


宮沢勝之