石に刻まれた家族の名に
涙を落とす祖母・・・ 石をさすり
石を抱きしめる
「いっしょに連れて行けば良かった」
「ごめんね ごめんね」
と何度も何度も
来たときよりも
石を強くさすり
石を強く抱きしめる

毎日毎日空を見て
きっと
生きている喜び
生き残った悲しみを感じて
いるのだろう
ぼくは車いすを押して
祖母の祈りを引きつぐ
戦争のない平和な国を
   

 

 

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2009年6月23日・・・
64回目を迎えた沖縄慰霊の日
平和祈念公園で 小学6年生の
比屋根憲太君(11才)が朗読した詩です
何度も読み返し
そして その度に涙がこみ上げてきます

戦争のない平和な国を・・・
その想いをうたに込めて
11月 今度ぼくは・・・
同じこの場所でステージに立つ