いのちを守り、救うために 最前線で戦い奮闘する医療従事者に
心からの謝意と 敬意を込めて
ご存じの方も多いと思いますが
ボクには うた活動を応援してくださる後援会が
今現在 全国に8つ存在してくれていて
その後援会をとりまとめてくださっているのが
同名タイトルのうたを作らせていただいた
「星降る夜は肩ぐるま」の著者でもある 群馬県在住の遠藤康弘さんです
そして その遠藤さんが医師であることも 多くの方がすでにご承知のことと思います
実はその遠藤さんは長きに渡り・・・
埼玉県久喜市の大きな病院「済生会栗橋病院」の院長職に就かれていました
しかし 自分はやはり 直接患者さんと接し臨床医師としての仕事を全うしたいと
自らその名誉職を辞して いまは群馬県や埼玉県の診療所での臨床医として
また 訪問医として地道な活動に身を置いていらっしゃいます
(ほんとうに その信念に基づく姿には心より畏敬の念を抱いています)
その遠藤さんより 先日 自らの近況の報告と
ボクの音楽活動への心配をくださったメールが届いてきました
そしてそこには
いま 医療の現場がどれほどに過酷なものであるか
また、逼迫したものであるかについて
とても具体的に、克明に記されていました
そこでぜひ その現実を 一人でも多くの方と共有できればと思い
書かれてあったその内容の一部を抜粋して
紹介させていただこうと思います
以下 抜粋です
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宮沢さん、お元気ですか?
アーチストの方々はイベント自粛で大変な状況であると察します。
私の方は管理者時代より、臨床の現場に身をおいていますので、見えない敵との闘いを強いられています。
我が家の周辺地域である大泉、太田、館林では初期から感染者が発生し、発熱患者に注意を払いながら対応しています。
でも保健所ではPCR検査はやってくれません
埼玉県の方にはには週一回勤務していますが、感染症指定医療機関であるので、患者受け入れでピリピリしています。
先週も人工呼吸器をつけなくてはいけない患者の対応で、バタバタしていました。
よくコロナとの闘いを戦争と呼ぶひとがいますが、
この戦争の最前線いる兵隊は医師や看護師など医療従事者です。
それも有効な兵器(治療法)も与えられないばかりか、防弾チョッキやヘルメットとなる防護服やマスクも与えられず足りません。
勤務日の多い群馬県の診療所では、ホームセンターから購入したキャップやゴーグル、カッパなどをまとって発熱患者に対応しています。戦時中に竹槍をもって割烹着モンペ姿で戦いの準備していた映像を思い出してしまいました。
我々はまだ良い方で、戦火のもっと激しい医療機関、院内感染の施設などはイタリアやアメリカの惨状となって来ているようです。
一方で、医療機関を避ける患者も、確実に増えており、訪問診療も断られることも多くなっています。医療従事者に対する差別や偏見も生まれています。
クラスターを一つずつ潰す政策はもはや限界で、新たなステージになってきました。政策転換を図って検査を増やし、軽症者や無症状者の隔離を確実に行えるようにしてもらいたいと願っています。
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そして最後には こんなふうに結んでくださっていました
宮沢さんのうたをゆっくり安心して生で聴ける日が早く来ることを祈っています。・・・と
あらためて あらためて
最前線で戦い奮闘する医療従事者のみなさまに
心からの謝意と 敬意を表したいと思います
2020年4月28日 宮沢 勝之 |