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いつかはお知らせしなくては と思っていました

1月の中旬ころより 急激に体調を落とし
何度も何度も
「もうすぐ春が来るから・・・」
「桜が咲いたら 今年もまたいっしょにお花見しよう」って
指切りげんまんをした母でしたが
先日の2月17日 力尽き 92歳の生涯を閉じました
それでも
こちらが駆けつけるのをちゃんと待ってくれて
ぐうたら息子に見守られながら
ゆっくりと最期の息を引き取ってくれました

アトムと呼ばれて来たこの自分には
必ず奇跡が起こせると思い込んでいたのですが
母を救うことができませんでした
父と母と夫婦揃って100歳を超えさせる!!と
支え続けて来ましたが叶いませんでした

入院してから2年半にわたり
足繁く病室へ通い続け
母と過ごす時間は ぼくの生活の大きな大きな一部分でした
だから
とても寂しいです 悲しいです

でも ぼくなりの全力を尽くしたと
そう思えています
母の病室で共に過ごしていると
決まってたくさんの人たちから
「宮沢さんしあわせですね!!」って
声をかけられました
それは 母にかけられた言葉だったのか
ぼくへのものだったのかはわかりません
けれどもその声かけは 
ぼくにとっての大きな宝ものとして残っています

母といっぱい いぱい たくさん笑って
いっしょにうたって
すてきで しあわせな時間を共にして

そして 何よりも 母が
歌手 宮沢勝之を
力強く応援してくれた そのことに
こたえなくては・・・ と
自分に言い聞かせています

このホームページを通じて
たくさんの方が 母にエールを送ってくださいました
会ったこともない 宮沢の母に
あたたかな言葉を贈ってくださいました
元気で…と たくさんの力を与えてくださいました
そのことがほんとうに嬉しかったです
振り返ってみると このホームページには
母との写真がいっぱいでした
だから…母は
きっといつも いつまでも
ぼくのそばにいてくれると信じて
これからのうた活動を がんばって行きたいと決意しています

ありがとうございました

ぼくたちのことを見守ってくださっていたみなさんへ…

宮沢勝之



2017年 3月04日 宮沢勝之