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泣かないよ!
だって ぼくたち信じているもの‥‥
きっと誰もが 
生きて良かった‥‥と
きっと誰もが
生まれて良かった‥‥と
心から そう思える日が
必ずやってくると
ぼくたち信じているもの‥‥
今はたとえ少しだけ後戻りしたとしても
そんなすてきな時代が
必ず 必ずやって来ると
ぼくたち信じているもの‥‥

だから泣かないよ‥‥
大好きな友と交わした笑顔があるもの‥‥
すてきな仲間とつないだ手の温もりがあるもの
だから哀しくなんかない
決して泣かないよ‥‥
今というこの時代はほんの少しぼくたちにつらいけど
でもぼくたちはそんな今へも
そして未来とも やさしく向き合おう‥‥
いつか きっと きっといつか
時代が このぼくたちを
やさしく包んでくれるその時が必ず来ると
そう信じているもの‥‥

このいのち守り続けてくれた
たくさんの人たちがいる‥‥
このいのちの
愛してくれたすてきな仲間たちがいる‥‥
そしてこのいのち授けてくれた 父と母がいる‥‥
だから‥‥
泣かないよ‥‥

決して泣かないよ‥‥



日本中の 障害を持つ人々や その家族 そしてその人たちの暮らしといのちを支えるたくさんの人々‥‥
それら全ての人々の願いと 生きる権利とを踏みにじり制定されようとしている障害者自立支援法‥‥
ぼくは‥‥深い悲しみと 憤りを胸に この「障害者自立支援法」に対し ここに強く抗議します‥‥

 2005.10.20. 宮沢勝之


 障害を持つ人々の多くが働く作業所‥‥一ヶ月の平均賃金は1万円にも届きません それが現在の日本の福祉の哀しい現実なのです‥‥
そんな人たちからなんとこの障害者自立支援法は 給料の3倍にも当たる
2万9千2百円もの施設利用料を徴収するというのです
 障害を持つ人がやっと入所できた施設‥‥ただでさわずかな障害者年金から
たった2万5千円(1日8百円)足たらずを生活費として残し この障害者自立支援法はそのそのほとんどを負担金として徴収して行くのです
 応能負担から応益負担‥‥
今まではその当事者が支払える経済的な能力によって定められていた負担金
それがこの障害者自立支援法ではサービスを利用すればするほど負担が増えて行くのです つまりは障害が重ければ重いほど負担増となるのです
 障害者がその障害ゆえに自力ではできないが 生きる上で最低限必要なこと
たとえば 自宅でトイレや お風呂に入る 周囲の人とコミュニケーションをとる‥‥人の手を借りてそれを実現すれば そんな ことに対してまで応益負担という形で料金が徴収されて行くのです
 憲法25条‥‥そこにはこう明記されています
「すべて国民は、健康で文化的な生活を営む権利を有する」と そして更に
「国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上に努めなければならない。」と
 ぼくは思うのです 「障害者自立支援法」 それは明らかに
憲法のこの条文に矛盾し 違反するものであると‥‥
 ぼくは‥‥
深い悲しみと憤りを胸に この法律の制定に反対しそして抗議します